この頃のお仏壇といえば、唐木仏壇が主流で、ほとんどの人が、そのようなお仏壇をお求めになっていました。
一見すると、どのお客様も同じようなお仏壇をお求めになっているようですが、先代が当時、もっとも大事にしていたことは、ご供養・仏事についてお困りの際、いつでも、地域の人たちが安心して、ご相談・ご来店いただけるようなお店であること。あるいは、いつでも、ご遺族様が心おだやかに故人様をご供養していただけるように、お力添えさせていただくこと。そのためにも、お客様一人ひとりのご要望をきちんとおうかがいし、お客様一人ひとりにきちんと合ったお応え、ご提案ができるようにと。
たとえば、お仏壇一つのご提案も、単純に価格帯ごとにご提案するのではなく、お仏壇の置き場所や、そのお部屋にあった素材・色調・デザインのご提案、さらには故人様のお人柄やご遺族様の想いもお仏壇選びには必要なことと考えております。
当時と比較すると、周囲の環境も大きく変わり、お客様の仏事やお仏壇に対する考え方も多様化するようになりました。今では、当時としては考えもつかないような、さまざまなお仏壇や、ご供養の仕方についてご相談いただけるようになりました。
しかし、私たちほこだて仏光堂が創業時より常に大切にしていることは変わらず、いつでも、地域の人たちが安心してご相談・ご来店いただけるお店であること。いつでも仏事・お仏壇のご相談に、きちんとお応えできること。それは、まだまだ十分とはいえないものかもしれませんが、私たちは、常にそのような想いのもと、これからも歩んでいければと想っております。